涼宮ハルヒの消失

評価
💗💗💗💗☆ 4
公開
2010

作品概要

谷川流のライトノベルを原作とするSFアニメ映画。涼宮ハルヒシリーズの劇場版で、『涼宮ハルヒの憂鬱』の続編。

『涼宮ハルヒの憂鬱』の中で必ず観ておくべきエピソード

  • 第01話 涼宮ハルヒの憂鬱 I
  • 第02話 涼宮ハルヒの憂鬱 II
  • 第03話 涼宮ハルヒの憂鬱 III
  • 第04話 涼宮ハルヒの憂鬱 IV
  • 第05話 涼宮ハルヒの憂鬱 V
  • 第06話 涼宮ハルヒの憂鬱 VI
  • 第07話 涼宮ハルヒの退屈
  • 第08話 笹の葉ラプソディ
  • 第09話 ミステリックサイン
  • 第27話 射手座の日
  • 第28話 サムデイ イン ザ レイン

『涼宮ハルヒの憂鬱』の中でできれば観ておくべきエピソード

  • エンドレスエイト
  • 上に挙げていないその他のエピソード

スタッフ・キャスト

公開
2010年
原作
谷川流
監督
石原立也(総監督)、武本康弘(監督)
脚本
志茂文彦
キャラクターデザイン
いとうのいぢ(原作イラスト・キャラクター原案)、池田晶子
出演者
キョン:杉田智和、涼宮ハルヒ:平野綾、長門有希:茅原実里、朝比奈みくる:後藤邑子、古泉一樹:小野大輔、朝倉涼子:桑谷夏子、鶴屋さん:松岡由貴、谷口:白石稔、国木田:松元恵、キョンの妹:あおきさやか
音楽
神前暁、高田龍一、帆足圭吾、石濱翔、エリック・サティ
アニメーション制作
京都アニメーション
製作
SOS団

感想・レビュー(ネタバレあり)

劇場版ということでTVアニメ版に比べると絵が綺麗になって枚数も増えている。物語は劇場版としては十分なボリュームで、ひとつひとつの映像が丁寧に描かれている。キャラデザも良い。ヤマ場の朝倉のシーンは見ごたえがあって良かった。クライマックス、アニメオリジナルとされる屋上での「ゆき」のシーンもなかなか。

しかし作品時間が162分とちょっと長すぎる。まず物語が動いて不可思議な現象が起きてからのキョンのリアクションが大きすぎ。これはテレビ版でリアクションが薄すぎたことへの反省から逆側に行き過ぎてしまったということなんだろうか。内面的な感情を絵で表現し尽くそうとするあまり、演出がくど過ぎて観客が感情移入していく「箱」だったはずの主人公キョンが観客からどんどん離れていって、その挙動がだんだん鬱陶しくなってくる。今までも本作のようなおかしな現象は幾度も起こっていたし、ここまで動揺するのは不自然。何か起こったら真っ先に長門に相談しに行こうよ。シャミセンが口を聞かないと嘆くシーンがあるけれど、前作からすでにそうだったはずなので違和感あり。「8組」の教室を見ながら「9組」が無い!と訝しむシーンも変。9組があった元の世界なら、より数字が少ない8組は違う場所にあったんじゃないの?なんで9組が無くなるとその場所に8組が移動してくるのよ。

絵の増えた枚数は必要以上に多すぎる気がした。この絵柄で枚数を増やしたって作品が良くなっていくようには思えないし、力の入れどころを間違えているんじゃないか。もうひとりのほうの長門は性格が変わった描写が強調されていてあざとい演出が目立つ。短い距離を歩いて「とてとて」はないだろう。

ハルヒが校庭に書いた文字の意味を知っているような描写があったけれど、そうなんだろうか?無自覚にやっていると思っていた。改変された世界とはいえ、キョンからハルヒに仲間たちの秘密をばらして欲しくなかった。キョンにSOS団の説明をさせるだけでも物語を動かすことはできたんじゃないか。過去に行ったときの中学生のハルヒに会うシーンがあっさりし過ぎている。劇場版なんだからこういうところをもっと強調して描いて欲しい。朝比奈さん、長門のことを苦手って言わないで。お互い色々思っていてもそれを言わないことがこの作品の不文律なんだと思っていた。

全体的に音楽はテレビ版に比べて良くなっていたけれど、EDのアカペラ曲には「?」だった。エンドロール後のシーンも特に必要なかった気がする。

涼宮ハルヒシリーズの作品一覧2

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です