サンゲリア

評価
★★★☆☆ 3
公開
1979
製作国
イタリア・アメリカ

作品概要

ルチオ・フルチ監督のゾンビホラー映画。ジョージ・A・ロメロ監督作「Dawn of the Dead(ゾンビ)」を下敷きによりグロテスクさを増したゾンビ作品。

スタッフ・キャスト

公開
1979年
製作国
イタリア・アメリカ
監督
ルチオ・フルチ
脚本
エリザ・ブリガンティ、ダルダノ・サケッティ
製作
ウーゴ・トゥッチ、ファブリッツィオ・デ・アンジェリス
出演者
イアン・マカロック、ティサ・ファロー、リチャード・ジョンソン
音楽
ファビオ・フリッツィ、ジョルジオ・トゥッチ
撮影
セルジオ・サルバーティ

感想・レビュー(ネタバレあり)

全編にB級感が漂っていて突っ込む気すら無くさせる。SEや音楽の中には映像に合っていないものも多いし、シーンが変わると音楽がいきなり切れる。序盤の医者夫婦が言い争うシーンに代表されるように、台本と俳優の演技がいまひとつなので、ゾンビが出ないシーンでは退屈で眠くなってくる。

全体的に俳優の顔はわりと良かった。ただし主人公のひとりである男性俳優には頭髪が足りていないと感じた。ヌードシーンが多いのでエログロのエロの比重がそこそこある。登場人物に危機が迫って驚いた顔のまま殺されるまで待っているカットが長い。ゾンビvsサメというシュールなシーンがなぜかねじ込まれているところは結構好き。笑えるのでいいと思う。ホラー映画には珍しい回想シーンがある。ホラーに回想を入れると緊迫感が薄れるので人物同士の会話で処理して欲しかった。

主人公たちが大量のゾンビを引き連れて医師たちのいる診療所に向かうという鬼畜行為はまるでオンラインゲームのMPK(モンスター・プレイヤー・キラー)のようだ。火炎瓶は投げても投げても瓶が飛んでいくカットではなぜか炎が消えている。そんな映像にも慣れてくると終盤にはボートに乗せてくれた彼が「バイオハザード」のレオンに見えてくるから不思議だ。ラストのオチがこの作品のオリジナルなのかは分からないけれど、なかなか面白い。

DVDデフォルトの英語音声ももうひとつのほうのイタリア語音声も口の動きと合っていないようだし、演技も同程度に上手くないように感じたので、迷った挙句英語音声で観た。DVDメニューの映像でネタバレはやめて欲しい。