SAMURAI 7

評価
★★★☆☆ 3
公開
2004

作品概要

滝沢敏文監督によるGONZO制作のSF時代劇アニメ。

スタッフ・キャスト

公開
2004年
原作
黒澤明『七人の侍』
監督
滝沢敏文
シリーズ構成
冨岡淳広
キャラクターデザイン
草彅琢仁、橋本英樹(アニメーション)
メカニックデザイン
小林誠
音楽
和田薫、林英哲
アニメーション制作
GONZO
製作
国際メディア・コーポレーション、GDH

感想・レビュー(ネタバレあり)

理由は分からないけれど流血や残酷シーンが少なくて子供も観られる作風になっている。ストーリーも分かりやすいので、子供にはハードルの高いモノクロ映画の原作を子供にも届けられてその面白さを伝えられるという点で良い。ただし後半の「ウキョウの暗躍」などのオリジナル展開はこの手のアニメにありそうなシナリオだし、「キララの恋慕」「リキチの苦悩」「カツシロウの葛藤」などスケールの大きくない人間ドラマの割合が大きくなってしまって原作の面白さから離れていってしまっていると思う。原作を広げていったような映画的面白さを含むプロットを持ってきて欲しかった。

結果を決めてからキャラクターや状況をその結果の反対側に置いて、その後の流れで一転してその結果にたどりつかせるという脚本がありきたりで非常につまらない。例を挙げると「キララがキュウゾウを認める」という結果を用意して「キララがキュウゾウを認めない」という逆からのスタートで「キュウゾウがキララを助ける」という流れののちに「認める」という結果にたどりつかせる脚本がそれにあたる。

SF要素の導入や「ヤカン」のようにローテクなデザインの機械の登場はいいとしても、「スタイリッシュなガンダム」みたいなロボットはデザインが安易だし作品に合っていないので要らなかったと思う。作画は概ね良かったけれど後半乱れもあった。7話、23話(18話もか)のようにシリーズなのに個性を出そうとする作画が好きではない。ヘロヘロの線でヘロヘロの変な動きのアクション、よくみるこの手の作風にはうんざりする。

声はだいたい良かった。特にシチロージの声が好き。25話でキュウゾウがロボットの間を飛び渡り倒していくアクションが格好良かった。キュウゾウの死因などカツシロウ周りはちょっとギスギスし過ぎ。

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