超時空要塞マクロス

評価
★★★☆☆ 3
公開
1982

作品概要

タツノコプロ・アニメフレンド制作のSFロボットアニメ。

スタッフ・キャスト

公開
1982年
原作
スタジオぬえ、アートランド(原作協力)
監督
石黒昇(シリーズディレクター)
シリーズ構成
松崎健一
脚本
石黒昇、富田祐弘、松崎健一、大野木寛、星山博之、河森正治
キャラクターデザイン
美樹本晴彦
メカニックデザイン
宮武一貴、河森正治
音楽
羽田健太郎
製作
毎日放送、タツノコプロ、アニメフレンド

感想・レビュー(ネタバレあり)

放送枠が変更されたり、経験の浅い若手がスタッフの多くを占めるなど制作は混迷を極めていたようで、出来上がった作品は突っ込みどころが多すぎて追いつかないレベルにひどい。ロボットアニメなのにSFに馴染まない「昭和くさいドラマ」を延々と見せられるので「自分は一体何を見せられているんだ」という疑問がたびたび湧いてくる。ただし作品はコメディー色が強いせいもあってか親しみが湧きやすく、「絵が下手くそ!誰だよこれ」「ナレーション長すぎるだろ!」と突っ込みを入れつつ笑いながら見ると結構楽しい。

ヒロインが主人公を焚き付けて軍人にさせるというストーリーがなかなかエグい。ヒロイン・ミンメイは可愛くて歌が上手くアイドル的な魅力があるだけで人格者としての魅力を備えていない。最終話付近では孤独がつらいからという理由で主人公に軍人をやめてくれと懇願し、初期とはまったく逆の主張をしだす始末。ミンメイのキャラクターは最後まで好きにはなれなかった。一方で男性キャラクターは同性に好かれそうな「いい奴」が多い。その反動もあってか見せ場もなく戦死してしまうキャラクターの雑な扱いには腹が立つ。なぜそこだけリアルさを追求してしまうのか。その辺りのアンバランスさはきっと物語やキャラクターづくりがロボットアニメとは縁遠い実写ドラマや映画を元にしているからなんだろうと思う。

ヴァルキリーをはじめとしてメカはかなり格好いい。敵側の量産ポッドもなかなか。主人公・ヒカルなどメインキャラクターたちがオリジナルカラーの機体に搭乗するようになった理由が何も説明されていない脚本はいまいちだな。この頃の作品ならそれくらいは上手く書けたはず。キャラクターデザインも凄く良くて、その分作画の出来の悪さが惜しまれる。

超時空要塞マクロスの作品一覧1

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