けものフレンズ

評価
★★☆☆☆ 2
公開
2017

作品概要

吉崎観音コンセプトデザイン、けものフレンズプロジェクトの『けものフレンズ』を原作とする、たつき監督・脚本によるCGコメディアニメ。

スタッフ・キャスト

公開
2017年
原作
けものフレンズプロジェクト
監督
吉崎観音(総監督・コンセプトデザイン)、たつき
シリーズ構成
たつき
脚本
たつき
キャラクターデザイン
irodori(モデリング )
出演者
かばん:内田彩、サーバル:尾崎由香、フェネック:本宮佳奈、アライグマ:小野早稀、ロイヤルペンギン:佐々木未来、コウテイペンギン:根本流風、ジェンツーペンギン:田村響華、イワトビペンギン:相羽あいな、フンボルトペンギン:築田行子、ラッキービースト:内田彩(ミライ名義)、ミライ:内田彩、サーバル :野中藍
音楽
立山秋航
アニメーション制作
ヤオヨロズ
製作
けものフレンズプロジェクト

感想・レビュー(ネタバレあり)

多数の美少女たちのゆるい台詞の掛け合いがメイン

多数の美少女が登場し、少女のみしか出てこないタイプのほのぼの系萌えアニメ。少女たちのゆるい台詞の掛け合いなどが作品のほとんどを占めていて、そういった萌えアニメ的な部分が自分にはまったく楽しめなかった。萌えアニメ寄りのOPも聴くのがちょっとつらかった。

ぎこちない動きのCGにへたうま(?)サーバル

CGは動きがぎこちなくて、特別なモーションが要求されそうな場面では場面そのものが描かれもせずにカットされてしまっている。一方で音楽や音響はとても良いので、全体の制作の技術が足りないというわけではないようだ。CGの拙さは、本作のゆるい作品テイストに意図的に組み込まれて活用されていることが伺える。

メインキャラクターのサーバルの声は、演技が上手くないし声のひびきもきつくて他のキャラクター達の声の中で浮いてしまっている。しかし、サーバルのお人好しで能天気な性格と併せてその声を聞いていると段々慣れてきてクセになってくる。本作は人畜無害な萌えアニメなので、音楽が良いのも相まって作業用BGMに向いているだろう。

気の抜けたような顔のアニメ版のキャラデザが実は秀逸

キャラクターデザインは良くて、CGなので作画の乱れは無い。アニメ化以前から配色も丁寧に設計されているようだ。アニメ版のキャラデザは一見すると気の抜けた顔のように見えるが、萌えアニメが好きでは無い層をあざむくという点で優れている。サーバルとカバンだけ目が離れすぎているのが残念。

関連グッズを調べてみると、グッズの中でアニメ版のデザインが採用されているものはごくわずかのようだ。アニメ版デザインとその他のデザインとではキャラクターから受ける印象が異なるので、改めてアニメ版のキャラクターデザインの特別な価値を確認することができる。グッズの中ではfigmaのアクションフィギュアのサーバルがアニメ版デザインを100%再現していて秀逸だ。

退廃的な舞台やフレンズの謎が少しずつ明かされていく

人間は滅びてしまったのか、フレンズとはなんなのかなどの舞台や要素の謎が、エピソードが進むにつれて少しずつ明かされていくところが良い。退廃した舞台の中で繰り広げられる少女たちのどうでもいい会話のやり取りには、ディストピアとユートピアの間を行ったり来たりするような特異な感覚を味わえる。

第10話あたりで少し物語が動いて、最終話までの躍動する展開には目が離せなくなった。全体をこのくらい充実した物語で作ってくれれば良いと思うのだが、本作のファンが望むところではないのだろう。

サーバルが泣いた理由は明かされず

第10話でサーバルが流した涙の真相が明かされずに物語は終わる。同エピソードではフレンズのかたちをしたセルリアンの存在も示唆されていて、涙との関連を匂わせている。脚本家のクレジット変更や監督降板騒動など、作品外の話題に事欠かない本作だが、2期はあるのだろうか?気になる。

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