作品概要
DCコミックスの「バットマン」の原作をもとにしたクリストファー・ノーラン監督、クリスチャン・ベール主演によるアメコミヒーローアクション映画。1作目「バットマン ビギンズ」、3作目「ダークナイト ライジング」とあわせて3部作の内の2作目。登場ヴィラン(悪役)はジョーカー他。
スタッフ・キャスト
- 公開
- 2008年
- 製作国
- アメリカ・イギリス
- 監督
- クリストファー・ノーラン
- 脚本
- クリストファー・ノーラン、ジョナサン・ノーラン
- 原案
- デヴィッド・S・ゴイヤー、クリストファー・ノーラン
- 原作
- ボブ・ケイン
- 製作
- クリストファー・ノーラン、チャールズ・ローヴェン、エマ・トーマス
- 製作総指揮
- ベンジャミン・メルニカー、マイケル・E・ウスラン、ケビン・デ・ラ・ノイ、トーマス・タル
- 出演者
- クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ヒース・レジャー、ゲイリー・オールドマン、アーロン・エッカート、マギー・ギレンホール、モーガン・フリーマン
- 音楽
- ハンス・ジマー、ジェームズ・ニュートン・ハワード
- 撮影
- ウォーリー・フィスター
- 編集
- リー・スミス
感想・レビュー(ネタバレあり)
今までに何度も観ている。自分の場合はカーチェイスのシーンばかりを何度も観返してしまうので、この作品の1番の魅力はそこなんじゃないかと思っている。それから、改めて観てみると音楽と音響が凄くいいのが分かる。作品の良さの三分の一を占めているといっていい。テーマとか物語とかは二の次。観終わったあとのいい意味ですっきりしない感覚とか、ラストの台詞の後に音楽が流れ出すところが凄く好き。字幕はミスがいくつかあって良くない。
この作品に必要なヴィランはジョーカーのみでトゥーフェイスが要らないって意見があるようだけれど、自分はこの作品のデントが好きなのでトゥーフェイスの悲愴もよく描かれていたと思うし絶対に必要だったと思う。ジョーカーと並行して描かれいて、情報が多くて、そこがいいんじゃないか。
アクションシーンはもっさりしていて良くない。バットマンのやられ役は、打ち合わせ通りにやられるのを待っていて動きに躍動感が無い。作品の制作中にけが人を出すまいと危険なことを避けさせているんだろうか。香港企業が襲われるシーンに出てくる俳優たちはキャスティングが良くないのかひどい演技。
全編で台詞の説明的な部分を意図的に端折っているところがあって、分かりにくいところが多い。もしかしたら「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」みたいな日本のアニメの影響があったりするのかなと勘ぐってしまう。ノーラン監督作の「インセプション」に日本のアニメ「パプリカ」の影響が指摘されていたし、サイトーというキャラが出てきたという例もあるからあながち無くはない話なのかなと。